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アイアンマン2

.23 2010 映画 comment(0) trackback(0)
ironman.jpg
 本館ホームページにリンクを張らせて貰っている総帥25さんのホームページの記事に触発され、
昨日、会社帰りにアメコミ原作映画にして待望の続編となった「アイアンマン2」を
観て来ました。
今日はその感想をアップしていきます。
《あらすじ》
自身がアイアンマンであると公表したスターク・インダストリーのCEO、
トニー・スターク(演じるは前作から続投のロバート・ダウニー・Jr.)。
しかし、アメリカ政府は彼が開発したアイアンマンスーツが兵器であり、
一個人が持つには過ぎた力であるとして軍に提供するよう指示する。
また、スーツを着用することによりトニーの身体はスーツの動力源である
アーク・リアクターの毒素に蝕まれ、
ありとあらゆる手段を講じても身体に回復の兆しは見られず、
トニーは己の死期を悟り始める。
更に、スターク一族に恨みを持つ者の魔の手がロシアより迫りつつあった。
ヒーローとなったトニーは、この数々の試練を乗り越えることが出来るのか?

以下、ネタばれありの感想です。
 自身が開催するイベント会場にマーク4のアーマーを着てトニーが空からダイブし、
会場に着地するや否やアーマーをパージて高級スーツを着込んだトニーが現れて、
万雷の拍手で迎えられる…
もうこの冒頭シーンで心を鷲掴みにされていたんですが(笑)、
「作り手側が日本のロボットものやヒーロー作品を知り尽くしているのでは?」
と思う位それらのツボをおさえた作りになっており、
自分は非常に楽しめました。

 今回、頭脳明晰でプレイボーイでもあり、更に大金持ち…
と完全無欠なはずのトニーを上記あらすじにあるような試練が襲い、
ダウナーな状態に陥るのですが、
最後の最後でそれを乗り越え、アーマーもパワーアップし、
最終決戦に挑みます。
苦難にぶち当たり、葛藤し、最後はそれを乗り越え大きく飛躍する…
この展開はヒーローものの王道であり、
自分は非常に燃えました。
トニーが壁を乗り越えるまでの溜めの時間も、
観客が飽きる程長くなく、
かと言ってぶち当たる壁が低いと感じる程短くもなく、
非常に絶妙な塩梅だったと思います。

 同じく燃えたのがアイアンマンとウォーマシンの2大ヒーローが
並び立ったこと。
仮面ライダーの仮面ライダー1号・2号、
スパイダーマン3のピーターとハリー等々…
両雄が並び立つ姿って理屈抜きに格好良く、
本作もその例に漏れてませんでした。
二人が敵のロボット軍団をばったばったとなぎ倒すシーンは、
先述したように観ていて非常にアツかった。
前作ではトニーのバックアップに回っており、
余り表立って活躍出来ていなかったローディが、
ウォーマシーンのアーマーの装着者だったのもGOOD。
これで彼を演じるのがテレンス・ハワードだったら、
言うこと無しだったのに…
(ドン・チードルが決して下手と云う訳ではなく、
ローディだけ前作と違うキャスティングだと言う事に、
どうしても違和感を拭えなかった)。

 トニーの父・ハワードの残したスタークエキスポ
(スタークインダストリー主催の万博みたいなイベント)会場の模型が
トニーの身体を救う新アーマー開発のヒントになってたり、
話の本筋と全く関係無いと思っていたトニーとローディのケンカが
ラスボス打倒に繋がってたりするなど、
様々な伏線が本作では張り巡らせており、
こう言った点で話の構成・作りは前作よりも優れていると感じました。

 本作唯一の不満はミッキー・ローク演じるラスボスのウィップラッシュが、
意外とあっさいやられてしまったこと。
一敗地にまみれ、トニーの助言(?)に従い、
改良を施したアーマーを着込んだのだから、
もうちょっとアイアンマン&ウォーマシーンを圧倒する様を見せて欲しかった。

 あ、前作でチョイ役だったニック・フューリー長官(演じるは勿論
サミュエル・L・ジャクソン)は本作でトニーが父親に抱いていた
わだかまりを解消し、アーマーを改良するきっかけを与えると云う、
かなり重要な役割を担っています。
彼が人払いをさせたドーナツショップにて、
アーマーを装着したトニーと彼がだべるシーンの画が最高にシュールで、
個人的にツボでした。
前作同様エンドロール後のオマケシーンは本作でも健在なんですが、
今回はマイティ・ソーの登場を匂わすものになってました。
アベンジャーズ関連の今後の展開が非常に楽しみです。

 そんなこんなで個人的に待望の続編だった本作。
前作以上に燃える展開てんこ盛りで、
自分は前作よりも楽しめた1本でした。
前作の感想でも述べたのですが、
本作の本当の良さは多分女性には理解出来ないと思います。
以上!
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